「めちゃめちゃ硬い!」「前屈で手が地面につかない!」という人、あきらめないで!

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体が硬いと不利だと思われている運動や競技

6.新体操

あらゆるスポーツの中で、恐らく新体操ほど柔軟さを求められるスポーツも無いでしょう。

体が硬いからといって、必ずしもできないスポーツではありませんが、やはり体の柔らかい方が有利に働く事は言うまでもありません。

 

元・新体操選手の山崎浩子さんは、もともと体が柔軟であった事と、ダンスが好きだった事で、「自分は新体操に向いてる」と思ったのをきっかけで、新体操を始めたそうです。

しかし、そんな恵まれた柔軟さを持ってしても、体が柔らかくなるコツは、「(柔軟運動を)毎日やること」であると言います。

やるべき事はいくつもありますが、そのどれもが毎日続けることで、体の柔軟さはもちろん、技一つ一つの華麗さ、美しさを保つ秘訣になるのです。

 

 

体が柔らかいだけではダメ?

新体操は、柔軟性が確実に必要な競技ですが、実は競技の上での新体操は、柔軟さ以上に「見た目の美しさ」を問われます。

その一つが、「足先の美しさも意識すること」。

新体操では、つま先や足の甲、足首に至るまで、しっかりと伸ばす事が大切です。

Y字開脚のようなポーズをとる時も、つま先や足首が伸びていなければ美しさに欠けてしまいます。ちなみにこのような、足先まで伸びきっていない状態の事を「ゲタをはく」とか「カマ足になる」という言い方をします。

 

そして、立ち方にも基本姿勢があり、美しく立つ事が要求されます。

具体的に言うと、かかと同士はぴったりと付け、足先は45度から60度開きます。さらに、指先もしっかり伸ばす、足先とひざの向きを合わせる、内股はダメ・・・と、書けばきりがありませんが、立ち振舞いにも気をつけなければならないのです。

また、新体操は別名 「芸術体操」と呼ばれるくらい、バレエやダンスの要素が強く、音楽に合わせていかに綺麗にリズミカルに体を動かせるか、という事も重要になってきます。

実際、新体操の強豪と言われる高校の中には、練習の一環としてバレエのレッスンを行うというほど、バレエの動きは基本となるのです。

 

最も必要なのは「心」を込める

ところで、スポーツ選手にとって欠かせないトレーニングの1つに、「メンタルトレーニング」があります。いわゆる「精神面の強化」ですね。

オリンピックの選手でも、肉体的なトレーニング以外にこの「メンタルトレーニング」は必ず行われ、メンタルが弱いと大会の成績や試合の勝ち負けに大きく影響してくるほどです。

新体操の場合も、この「メンタル」はもちろん必要です。

しかし、芸術的要素の強い新体操の場合、「メンタル」というアスリート的な要素に加えて、「礼儀作法」「感謝の気持ち」という要素、すなわち「心」を込める、というニュアンスの方が強いように思えます。

高度な技術も美しい立ち振る舞いも、「心」の乱れによって台無しになってしまいます。

普段からこの「心」を込めた練習、心を込めた演技をする事が、実は一番大切なのではないでしょうか。

 

参考文献:山崎浩子「楽しい新体操」